持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会

協議会について

持続可能な水産養殖を目指して


升間主計

理事長 升間 主計

世界では、急増する人口を背景に良質なタンパク源として、また健康食品、嗜好食品として水産物への需要が拡大しています。しかし、国連食糧農業機関(FAO)は、今後も持続的に利用可能な天然資源が顕著に減少し続けていることを報告しています。一方で養殖生産量は国内外で増加傾向にあり、水産物の需要を満たす重要な役割を担っています。しかし、持続可能な養殖業とするためには海洋や生物資源などの地球環境・資源への影響を最小化する養殖への取り組みが必要です。

持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会(SCSA)は、天然資源への影響を最小化するための手段の一つとして、「世界に誇るべき我が国の人工種苗生産技術こそ持続可能な養殖を可能にする手段である」、との理念の基に「持続可能な水産養殖のための種苗認証制度」を構築しました。本認証制度は、FAOテクニカルガイドラインに従って持続可能な養殖業であることを証明することに加え、「人工種苗」を用いた養殖魚であることを証明します。その結果、人工種苗による養殖業を世界に発信し、「持続可能といえば人工種苗による養殖水産物」というメッセージを世界に伝えることを目的としております。

SCSAは本認証制度を管理・運営し、前述の目的を達成し、日本と世界の水産養殖業界の発展に向けて役立っていくことを目指しております。

理事長 プロフィール

  • 1978年 3月 広島大学水畜産学部水産学科卒
  • 1980年 3月(社)日本栽培漁業協会 伯方島事業場技術員
  • 2003年10月(独)水産総合研究センター 奄美栽培漁業センター場長
  • 2006年 3月 九州大学より学位取得(農学)
  • 2011年 4月   同 日本海区水産研究所資源生産部長
  • 2012年 4月 近畿大学水産研究所教授、奄美実験場長兼務
  • 2013年 4月 同 教授、白浜実験場長・奄美実験場長兼務、近畿大学水産養殖種苗センター奄美事業場長(現在に至る)
  • 2015年4月 近畿大学水産養殖種苗センター長(現在に至る)
  • 2016年4月 近畿大学水産研究所長(現在に至る)

八重山事業場勤務から宮津に転勤するまでの間、クロマグロに関する研究を実施。学位論文「クロマグロ・キハダの親魚養成と産卵生態に関する研究」。
現在、近畿大学水産研究所において、クロマグロを含めた魚類の種苗生産に関する研究に取り組んでいる。

法人概要


会社名 特定非営利活動法人持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会
Seedlings Council for Sustainable Aquaculture
設立 2017年 9月 21日
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町3153
代表者 理事長 升間 主計 (マスマ シュケイ)
副理事長 有路 昌彦
所属:学校法人 近畿大学世界経済研究所 水産・食料戦略分野 教授
理事 婁 小波
所属:国立大学法人 東京海洋大学 学術研究院 海洋科学系 海洋政策文化学部門 教授

家戸 敬太郎
所属:学校法人 近畿大学水産研究所 教授 白浜・富山実験場長

宮田 勉
所属:国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所 経営経済研究センター 主幹研究員 公立大学法人 岩手県立大学 客員教授

深田 陽久
所属:高知大学教育研究部自然科学系農学部門 准教授

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