持続可能な水産養殖のための種苗認証協議会

水産資源の減少について

1.世界の水産物生産量の推移


増えていく世界の水産物需要

2.世界水産物食用消費量


水産資源の動き

3.人工種苗による養殖のメリット


天然種苗による養殖

  • 漁業

  • 養殖生産

  • 加工&出荷

天然種苗による養殖

  • 漁業者が天然種苗漁獲

  • 養殖業者が種苗を成魚にまで育成

  • 加工会社が天然種苗の養殖魚を仕入れてフィレ加工等を行い、販売店へ出荷

人工種苗による養殖

  • 人工種苗生産

  • 加工&出荷

人工種苗による養殖

  • 養殖業者が種苗を育成し出荷

  • 加工会社が人工種苗の養殖魚を仕入れて
    フィレ加工等を行い、販売店へ出荷

天然種苗による養殖

天然種苗による養殖

種苗認証制度のメリット

天然資源の保全

養殖用の種苗として人工種苗を利用することで、天然魚(天然資源)の保全が可能である。

品質・生産性

品種改良によって、成長、耐病性、生産性の改善、低魚粉に適応した魚種の開発などにより、生産効率が高く、天然資源への依存性を低減した生産が可能である。

計画的な生産

採卵時期や種苗の収容尾数を計画的に調整することで、出荷量やサイズ、肉質の改善など、計画的な生産が可能である。

トレーサビリティー

親魚から卵、仔魚、稚魚、成魚まで履歴が完全に記録され、製品までのトレーサビリティーと安全性を保つことが可能である。

4.持続可能な人工種苗で作られた養殖魚を認証する制度


持続可能な人工種苗で作られた養殖魚を認証する制度

SCSA認証によるメリット

輸出の武器

日本の養殖業を振興するためには国外への輸出量の拡大が必要である。そして、そのための「認証」には「明確な主張と論理性と根拠」が必要であり、SCSA認証ラベルはその条件を満たしている。

グローバル化の防御

日本で開発された人工種苗生産技術は、グローバル化の中で「日本の養殖魚」の優位性を示すものであり、国内においても「資源の持続的利用」の面で優位な地位を得ることができる。

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